ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

セントーサ島に行く前にちょっと寄れる古ーいホーカー ~ Seah Im Food Centre

セントーサ島への入口、地下鉄ハーバー・フロント駅。

 

観光客のにはセントーサ行きのバスやケーブルカー乗り場として有名ですが、実はハーバー・フロントは世界各国からのクルーズ船が停泊するクルーズ港でもあり、シンガポール人に人気のリゾート地兼シンガポール製造業の外注先であるバタム島へのフェリーが発着するフェリー港でもあり、シンガポールの海の玄関口といっても過言ではありません。

 

当然、この近辺で働いている人の数も決して少なくありません。そして、彼ら御用達のホーカーセンターがハーバー・フロント駅の上にあるこのSeah Im Food Centreなのです。

 

着いた時間はお昼時をちょっとはずしたくらいでしたが、ご覧の通り賑やか。平日のためかほとんどがこの近辺で仕事をしている人たちのようです。

 

ここではボリュームがあるものが人気のようで、とにかく安くてご飯におかずたくさん、というメニューが目立ちます。揚げ物とご飯にカレーがけとか、どこに行っても必ずある定番の「経済飯」というおかずを自分で選べる定食屋には、私が大好きなペタイ豆の炒め物があったりとバラエティも豊か。

 

けっこう行列ができていた、こちらにしてみました。

 

巨大なフライパンで牡蠣玉子炒めを作っています。忙しくて苛立っているのか、お店のお姉さんはお客さんに命令口調。ひたすら低姿勢で福建蝦麺と牡蠣炒めを注文します。

 

手前から福建蝦麺2.5ドル(約210円)、牡蠣炒め3ドル(約250円)、一番後ろは夫のチャオ・クイ・ティアオ3ドル(約250円)。

 

ここのホーカーは全体的に値段が安いのですが、特に牡蠣炒めはそれなりの量の牡蠣が入っていたにもかかわらずこの値段。たいてい5ドル、最低でも4ドルくらいはするのでびっくりするほどの激安です。味はそこそこ。

 

併設のミニ商店街にはなぜかテイラーが数軒、軒を並べていました。昔はここに来るついでにYシャツやスーツをオーダーする人が多かったのかもしれません。

 

写真は食料品を扱っている商店ですが、釣り道具を売ってました。夫が言うには昔はここからシンガポール国内の離島行きのフェリーが出ていて、子どものときにはよく連れて行ってもらったそうです。そのなごりでまだ釣り道具を売ってるんじゃないかと推測。

 

道路のお向かいはピカピカの巨大ショッピングモールと、贅を尽くした巨大クルーズ船が停泊するクルーズ・センター。そしてその先はシンガポール製ディズニーランドともいえるおとぎの国のセントーサ島。道路を挟んで、そのすぐ目と鼻の先に長年シンガポール庶民に愛されてきたこんなホーカーセンターがあるのもこの国の面白いところです。