ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

確定申告に行ってカーボン紙の生存を確認する。

確定申告に行ってきました。

 

毎年確定申告はしていたのですが、ずっと会計士さんや税理士さんにお任せてしていたので、自分で申告するのは初めて。

 

とはいえ、20年以上会社の経営をしているので勘定項目や財務諸表の読み方や作り方はだいたいわかります。もちろんエクセルで自作した仕訳帳には日々の出納を必ず記帳しているので、勘定項目ごとに並び替えれば損益計算書はものの30分もあれば完成。

 

シンガポールの会社の場合は、こうして作った損益計算書と、在庫表や期末時点での預貯金、現金の明細等々をお願いしている会計事務所に送ると、1週間もすれば株主総会議事録つきの財務諸表と納税フォームができてきますので、私が事務所に出向いてオンラインでサインした後、税務局に送って終了です。

 

しかし今回は、勘定項目ごとのエクセル集計後、すべての数字を手作業で税務署の諸フォームに記入しなければなりませんでした。これがつらい。

 

なにせダウンロードする書式からしてPDFなので、手書き一択。当然、集計は電卓で手計算です。

 

次に、8割方完成した書式を税務署に持って行ってわからないところを見てもらいます。計算方法を教えてもらったり、勘違いしていたところ直したりするのも、すべて手計算&手修正。

 

そして、最後に色つきの最終提出用の書式をもらって、そこに転記。何度も検算と転記ミスのチェックを繰り返し、それでもミスはあるので間違えた箇所は二重線で消してハンコを押して.....。

 

極めつけは、上の紙に書いた数字や文字を下の紙に複写するカーボン紙。昔は手書きの領収書などにつけたりしていましたが、それはおろか、A4版のでっかいカーボン紙なんて25年ぶりくらいに見ました。これがあちこちに置いてあって、書式記入の必需品。昭和の時代感がぷんぷん臭います。すごいなー、税務署。

 

最近は電子申告もできるようですが、本日税務署で申告書類を作っていたお仲間たちを見る限り、みんな普通に手書きの書式を使っていました。ということはもちろんカーボン紙も使用。

 

はー、疲れた。シンガポールの確定申告が超なつかしい。せめてエクセルのダウンロード書式だけでも用意してくれないですかね、国税庁。