ときめかないけど捨てられないもの
シンガポールに引っ越したときに買ったIKEAのカップボード。
ソファや椅子やコーヒーテーブルなど、日本で夫と2人暮らししていたときに使っていたいろいろな家具をコンテナで運んだのですが、もともとカップボードは持っておらず、仕方なく間に合わせにこちらのKEAで購入。気に入ったものがあったらとり替えて誰かにもらってもらうか、処分する予定でした。
それから今年で10年目。この頃同じように急場しのぎで揃えたIKEAの家具は、激昂して娘を叱ったときに私がぼこぼこにした子供用の机と椅子セット(枠を除いてダンボールなのですぐに穴があく)を除き、すべて健在。
理由は、これらに代わるお気に入りの家具がみつからないからです。
カップボードは塗装がだいぶ剥がれてみすぼらしく、ダイニングテーブルは水をこぼした箇所のベニヤが浮いて表面がぼこぼこしていますが、IKEAなので使用に問題はありません。また、IKEA値段なので文句も言いません。
早く処分したい、捨てたい。でも、捨てたら明日からテレビは床に座ってみなくちゃいけないし、ご飯を食べるテーブルもなくなります。
まったくときめかず、ずっと断捨離したいと思ってるのにまったくできていないもの。
私の場合、それはIKEAの家具です。