ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

娘に受け継ぐゴールドアクセサリー

ゴールドのアクセサリーがずっと好きでした。

 

一番左のトルコ石入りのリングは、16歳で初めの海外旅行をした際にカイロで購入。初めて自分で買ったゴールドのアクセサリーでした。

 

今では滅多につけることはありませんが、繊細なハンドメイドのデザインと40年近くたってもまったく変化しないゴールドとターコイズの色の美しさにいつも魅了されています。

 

20代中頃から30代前半にかけては、せっせと働いてお金を貯めてゴールドのアクセサリーを買っていました。当時は金が驚くほど安かったので、そのくらいの年齢でもそれなりのボリュームのものを買うことができたのです。

 

写真のバングル2本は、20代後半にシンガポールを旅行したときにチャイナタウンで買ったもの。清水の舞台から跳び下りたつもりで2本まとめて購入。

 

以来、ドレスアップにはもちろん、ちょっと遠くの国に出かける時には必ず身につけていきます。万が一現金やカードなどをすべて盗まれてしまった場合、売って当座をしのぐ資金にするためです。

 

以前、その話をある宝石を扱う会社の女性社長にしたら、「中国人みたいな考え方だね」と笑われました。確かにチャイニーズ系の男性が重そうな金のネックレスや指輪を身につけるのも同じ理由のようです。当時はまだ中国語も話せず、それほどチャイニーズとの接点もなかったのですが…。

 

もうつけなくなったゴールドのアクセサリーたちはまとめて保管しています。

 

娘がこれから成長していくごとに、少しずつ渡していこうと思っています。そのままつけてもよし、デザインが気に入らなければリフォームするのもよし。中にはエジプトに一緒に旅行に行った祖母から受け継いだリングも入っています。

 

高級ブランドのバッグや服はゴールドと同じくらいかそれ以上の値段だったりもしますが、よほどのプレミアムがついていない限り、売るときには二束三文です。いっぽう、ゴールドの輝きが好きだという人がいなくならない限り、ゴールドの価値がなくなることはないでしょう。

 

この中に娘のお気に入りができて、私がいなくなった後も、それを身につけるたびに私のことを思い出してくれるといいな、と思っています。