ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

シンガポールの異様に高いお酒の値段の話

シンガポールでやたらと値段が高い物の双璧は、

 

公団住宅以外の戸建てやマンションとお酒。

 

公団住宅であれば、辺鄙なところだったり政府の補助金もらえる低収入世帯は東京よりよほど安い値段で買えますし、着るものや外食はピンキリ。逆にバスや地下鉄など公共交通機関は激安なので、最低の生活費でやりくりしようと思ったら日本よりかなり安上がりに暮らせます。

 

しかし民間の戸建てやマンションは、一般的な3LDKマンションは億ションがスタンダードで、オーチャードなどの中心地では数億円もざら。戸建てになると最低でも2,3億円から、数十億物件も珍しくありません。

 

それと匹敵するのがお酒の値段。

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 シンガポールで格安の食事ができるホーカーセンターではコーヒー一杯75円。でも、タイガービールの大びんは6ドル~、約500円程度です。

 

ちょっとしたカジュアル・レストランやパブなどでビールを頼む場合は、1パイント(中ジョッキ)12ドル、1,000円がスタンダードで、これにサービス料10%と税金7%がついてくるのでほぼ1,200円(シンガポールではファストフード以外はほとんど++でサービス料と税金がついてきます。日本のラーメン屋さんも同様)。

 

なぜこんなに高いかというとアルコールにかかる酒税が高いからで、税率はアルコール度数が上がれば上がるほど正比例して上がっていきます。なので、ウィスキーやカクテルはさらに値段が高く、1杯22ドル、税サ込2,100円のカクテルは当たり前。なので、そうそう外で酔っぱらうまで飲むことはできません。

 

でも飲みたい場合はどうするか?

 

正解:家飲み

 

シンガポール人が海外から帰国したときにほぼ必ず寄るのが、入国審査を出たところにある免税の酒屋。ここで免税範囲内でワインやビール、また特に税率が高いウィスキーやスピリッツなどのハードリカーを買って帰って家で飲むのです。

 

我が家でも常備しているカクテルや料理用のハードリカーはほぼここで買ったもの。

 

例えば、モヒート用のバカルディ、ホワイトラムが20ドル(約1,640円)。アルコール度数40度、 750ml。

 Amazonで買うよりちょい高いけれど、日本から持ちこむことを考えるとここで買ったほうがいい。

 

ハードリカーの代表、ウォッカ。これも同じくらいの価格でいろんな種類を売っています。Amazonで買うとやはり750㎡l、アルコール度数40度で同じくらい。

 で、今回夫から、マルガリータ用のコアントローがなくなったので買ってくるようにとの指令。

 こちら。同じ40度ですが1,000mlも入ってるのでちょっと高い。これだったら空港で買っても同じだなと思い、到着後リカーショップに向かったところ…

 

49.5ドル(約4,050円)もするではないですか!?

 

いったいこの違いは何なんでしょうか? 普通に街の酒屋でハードリカーを買うとここで売っている値段の倍以上はしますので泣く泣く買って帰りましたが、

 

次回コアントローだけは絶対に日本で買って持ちこむ!

 

と固く決意しました。

 

それにしても、同じハードリカーで無税でもこれだけ違う価格。いったいどういう値付け方法をしているのでしょうか?