「シンガポールのベストかき氷」が食べられるホーカーセンター ~ Berseh Food Centre
シンガポールを代表する(?)カオスなショッピングセンター、ムスタファ・センターから徒歩5分、飲茶で有名な瑞春点心店の道路を隔てて斜め向かいにあるBerseh Food Centre。
リトル・インディアはすぐ目の前なのに、このホーカーセンターにはインド料理はまったくなく、イスラム教徒向けのハラル料理を出すお店もほんの申し訳程度しかない、完全ローカル中華系です。
2F建てですが、どこもこの通り。ほとんど華人系。
注目すべきはホーカーセンターには珍しくかなりマニアックなお店が揃っているところ。チキンライスとかブロウン・ヌードル(蝦麺)もないわけではありませんが、豚の内臓系のお店とか、亀スープのお店、オイスター・パンケーキの店など、他ではほとんどみかけないレアなメニューが多いこと多いこと。
私はこちらの、「北泰」というお店にトライ。タイ料理のトム・ヤム・スープは珍しくありませんが、クリア・トム・ヤムというのは初めて見ました(隣の牛肉ヌードルのお店にも惹かれましたが、胃袋は1つしかないので今回は断念)。
これが大正解。
タイハーブをたっぷり使った香り豊かなスープに、どっさりシーフードが入っています。辛さも控えめでタイ北部テイストが濃厚。口当たりがとても上品です。
夫はなぜかリトル・インディアに来ると食べたくなるらしい羊肉スープ。こちらもなかなかいけたそう。
私のは5ドル(約400円)、夫のは5.5ドル(約440円)とホーカーにしてはお値段ちょっと高めですが、街中ですし、味とのコスパを考えるとじゅうぶん満足。他の店も価格帯はこんな感じです。
そしてデザート。
長蛇の列ができていたこの店に並んでいたら、「2人で並ばれると邪魔だから1人はどこかに座っていて」とお店のお姉さんに叱られました。待つこと15分以上。
シンガポールのかき氷「アイス・カチャン」。1.5ドル(約120円)。安い!
とにかく氷がきめ細かくてパウダースノーのよう。下に入っている海藻ゼリーと小豆も甘さ控えめでとても洗練された味。高級レストランで出しても十分通用しそうです。
夫は「これまで食べた中で最高のアイス・カチャンだ」とほめちぎっていました。
決してこぎれいな感じはありませんが、ここのお店のレベルが高いのは間違いありません。近いうちにぜひまた来たいホーカーセンターです。