ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

現在の生活にどれだけお金が必要か計算してみる。

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ここ何年も洗濯機の脱水機能がうまく動かないため、だましだまし使い続けています。最近メーカーのサービスマンに来てみてもらいましたが、古いモデルでもう部品在庫がなく、数万円かけて修理しても直せる保証はないとのこと。

 

確かに脱水段階で頻繁に止まるけれど何度か中身を入れたり出したりすれば最終的には洗濯はできるので当分このまま使おう、と夫。

 

これまでもずっとこの問題がストレスになってきたのだから、もう直せないことがクリアになった以上、我慢して使い続けるのは嫌だ、と私。

 

議論は並行線です。

 

夫が言うには、2人ともリタイアしているのだから(私はセミリタイアですが)、できるだけムダな支出は控えたい。私は逆に、年齢が年齢だけにいつ病気になったり死んでしまうかわからないのだから、分不相応の贅沢でない限りできるだけストレスなく日々の生活を楽しみたい。

 

やはり並行線。

 

リタイアした人は皆同じだと思いますが、このようにお金の悩みは尽きないもの。これから若い頃のようにがんがん稼ぐ予定もないですし、蓄えの額もある程度決まっています。それをどう崩しながら残りの人生を生きていくか?

 

そこを考えるのに最低しなければいけないのは、夫婦で生活していくにあたりどれだけのお金が必要かを確定すること。我が家の場合の最低生活費を計算してみました。

 

住居費     3万円

水道光熱費      1万5千円

通信費        1万円

食費       5万円

雑費       2万円

交通費      1万円

外食費他      1万5千円

計         15万円

 

住宅費は固定資産税やマンションの管理費・積立金ですが、今住んでいるところを売って公団住宅に移れば月数千円ですみますので雑費の中でやりくりできるように。また、食費はこちらでは大変高いアルコール類(ワインやビールなど)も含んでますので、禁酒して粗食にすれば2万円はコストダウンできます。

 

結論すると、ぎりぎり月10万円あれば夫婦2人で暮らしていける計算に。

 

逆にここに入っていないのが、被服費や教養娯楽費や旅行、家電製品の買い替え、車費、医療費など。被服費や教養娯楽費をお小遣いとして夫婦2人で各1万円~3万円、車費を0円~5万円、旅行・家電製品費を月1万円~4万円、医療費を月1万円~10万円みたとします。すると、

 

最低の場合、  月額13万円   年額156万円  30年間  4,680万円  

最高の場合、  月額37万円   年額444万円  30年間  1億3,320万円

 

となります。

 

最低の場合ですと、住居費節約のためマンションを売って安い中古の公団住宅に住み替えれば捻出できてしまう程度の額。最高の場合でも夫婦2人の蓄え+65歳になったら支払われる予定の2人分の個人年金があれば払えなくはない額(夫婦ともに日本でかけていた厚生年金は今後どうなるかわからないので計算外。支給されればラッキーと考えて使います)。

 

実際には上記の項目に加えて、夫の両親への仕送りや医療・介護費、子どもにかかる費用などがあるので現在かかっている生活費がちょうど最高で計算したくらいの額になっているはずです(大学以降の子どもの学費や生活費は別途積立てあるので必要なのはあと8年ほど。両親にかかる費用は当然ながらあと何年かは未定)。

 

多くの人にとって老後の一番の不安は「どれだけ生きてしまうかわからない」ということだと思いますが、大部分の人が健康に人生を楽しめるのは75歳前後まで。私たち夫婦の場合はあと20年。あっという間に過ぎてしまう時間です。この年月を謳歌せずして人生、いつ楽しむことができる?と改めて思います。

 

運よく健康寿命を過ぎた後も生きていたとして、その後の何年になるか何十年になるかわからない老後については、家に引きこもってつつましく暮らしながら孫の面倒をみるのもまたよし。その時に、夫婦や家族で楽しく過ごした頃の思い出を牛のように反芻しながら楽しみたいと思う昨今です。

 

やっぱり洗濯機は買い替えなくっちゃ。そうしないと夫と口喧嘩した思い出ばかり残ってしまいそうです(笑)。