副菜の呪縛
みんな頭が痛い「今日の夕ご飯何にする」問題。
我が家でも小4の娘が学校から帰ると速攻で口にする言葉が「今日のディナーなに?」。 で、自分が好きでないメニューだと(だいたいそうですが)ぶつぶつ文句を言う。うるさすぎです。
先月は、 最近夕食メニューを三菜から二菜に変更したという記事を書きましたが、今月も改めて二菜主義を強く主張したいと思います。
その理由は、一汁三菜の呪縛にとらわれて、ただでさえしなくてはならないことが山積している日常生活をさらに忙しく、複雑にしている方々(特にワーキングマザー)がとても多いらしいというアンケート調査結果を読んだからです。
それって自分で自分を追い詰めていないでしょうか?
私がクックパッドで備忘録として書いているレシピ中でも、一番人気は副菜メニュー(現在は自分ではほとんど作りません)。
つくれぽ 292件、Myフォルダー 10,956人、印刷 1,817枚、参考になった 2,198人
つくれぽ 127件、Myフォルダー 2,065人、印刷 583枚、参考になった 1,319人
拙レシピで料理してつくれぽを送ってくださったり、参考になったと言っていただけるのは幸甚の至りではあるのですが、そんなみなさんに一言申し上げたい。
読んでいただきとても嬉しいですが、この一品作るのやめてあなたの睡眠時間を15分増やしてください!
逆に、渾身の力を込めて書いた「これは美味しい!」一品メニューはまったく人気がありません。
つくれぽ 0件、Myフォルダー 6人、印刷 5枚、参考になった 2人
しつこいようですが、このレシピ、本当に簡単で美味しいです。これだけをおかずにして、缶ビール3本はいけます。
前回の記事でも書きましたが、お金をいただいて料理を作るプロのキッチンで美味しい料理を作るには、いかに手間ヒマかけるかが最も重要。そうでなければ、プロしか買えない高い食材を使うか(もしくは両方)。
コストを下げて店での調理の手間を省くのだったらセントラル・キッチンを作ってそこで大量に調理するか、プロ用調理(もしくは下ごしらえ)済冷凍(または冷蔵)食品を活用します。家庭でいえばさしずめ市販の冷凍食品を使ったり、瓶詰めやレトルト食品を使ったりというところです。
ですから、家庭で美味しいものを、比較的安い材料を使って、しかも短時間で作ろうと考えたら、とにかく料理の品数を減らすしかないのです。
またまたしつこいですが、上記の小籠包など、家族3人で胃が破裂しそうになるまで食べても、材料費は500円もかかりません。皮を伸ばすのにちょっと修練は必要ですが、合計調理時間も1時間程度。これを買ってきたり外で食べたりしたら数倍のお金がかかりますので、覚えて絶対に損はない料理と言えます。
昨晩の我が家の夕食。冷蔵・冷凍庫の残り物野菜とエビで作ったチャーハンと、最近お気に入りのメインメニュー、ベジタリアン豆腐と湯葉のステーキ。
3人分で調理時間約35分。材料費400円弱。食後の洗い物は皿5枚とフライパン2枚のみ。
副菜がないとこんなにいろいろ節約できる実例です。