ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

究極にゆるーいお料理教室

ここ2年ほど、せっせと調理師学校のコースに通っていたのですが、基本的な勉強は一通り終わって初級調理師免許も取得。今後は実践&レパートリー拡大に専念することにしました。

 

そこで通い始めたのが、あちこちの公民館で開催しているお料理教室。先生はプロの方々ですが生徒はもちろんアマチュアで、気軽に誰でも参加できるのが魅力です。

 

去年はミシュラン星レストランのシェフの北インド料理基礎講座、引退した中華シェフのアワビやら魚の胃袋やらをやたらと使う超豪華旧正月料理講座を受講して、調理師学校とは全く違うゆるさに驚きましたが、先週から始まったベジタリアン中華コース全4回はさらに超絶ゆるいことが判明しました。

 

まず時間になっても、ほとんどの生徒は椅子に座ったまま。テーブル席でお菓子を食べながらおしゃべりしている人もいます。先生は説明をしながら淡々と調理。気になったり気が向くと、調理台に行って写真を撮る生徒。調理台の上にはスクリーンがあり、座ったままそこに映し出される画像を見てメモを取ったりします。 

カレー粉に水を加えて練る先生。

材料は先生が事前に下ごしらえしてあります。

ベジタリアンビーフンを炒める先生。

できあがったベジタリアンカレーを見せられ、写真撮れ、と先生に促されて撮影。

できあがった料理を持ち帰り用に生徒の人数分、取り分けてくれる先生(本日は11名)。その横で先に配られたカレーを立って食べる生徒がスクリーンに映し出されています。先生も取り分けながら自分の分をお皿に入れ、「このカレーつけてビーフン食べるとなかなかいけるわよ」と教えてくれる。

 

先生、その2つ違う料理なんですけど…。

 

2時間半の教室なのですが、本日は1時間半で終わってしまい「今日は早かったわねー」とにこやかな先生。実はもう1枚レシピがあったのに、全然材料の準備してなくて先生、口だけで説明。しかも英語もなくて中国語のみの殴り書きレシピ、得体がしれなさすぎる。

 

もー、超絶ゆるゆるな教室です。

 

でも、これだけ和やかなだけあって、生徒たちは長年通っている人たちばかり。この先生の次の講座はこれだから後で申し込んでいきなさい、とほぼ強制的に次の私の受講スケジュールをたててくれる。

 

しかも、そのうちの1人は、近所のスーパーに安いチキン売ってるから買いましょう、と無理矢理一緒に帰ることになりました。 

これ。5.9ドル(約490円)。確かに安い。フレッシュです。でも頭の毛はちゃんと抜いておいてほしかった。

 

私の名前はすでに彼らのメーリングリストに入っていて、帰宅すると次に受講しなくてはいけない(?)お料理教室のスケジュールが3つも入っていました。

 

当分このお仲間たちと料理を楽しむことになりそうです。

昨晩のディナーはローストチキン。ベジタリアンじゃなくて先生、ごめんなさい。