ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

鳥と生き物の楽園、Sungei Buloh Wetland Reserve (サンゲイ・ブロー湿地保存区)

デイヴィッド・アテンボロー卿のシンガポールの生き物ドキュメンタリー番組を観てからずっと行きたいと思っていた、シンガポールの北の端にあるSungei Buloh湿地保存区に行ってきました。

 

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 対岸にはマレーシアのジョホールバルー・マンション群を見渡すこの湿地帯は、植民地時代には塩田及びエビの養殖場として使用されていたそう。現在はネイチャー・パークとして遊歩道が整備されています。

朝8時過ぎに出発。

 

途中、マックで朝ご飯を調達して車中で食べ、1時間ほどで現地に到着。蚊よけスプレーを全身にふりまいてから、いざウォーキングへ。

歩き始め、まだまだ元気です。この後、私はセルフィ―用の魚眼レンズを水の中に落っことしてちょっと涙目に。

なつかしいこの感じ。マレーシアのジャングルや石垣のマングローブ保護区を想起。

「Migratory Bird Trail/渡り鳥遊歩道」はこんな感じの木の多い遊歩道。

ときどき海辺にデッキがあって、ジョホールの街が見えます。

 

こういうスポットでは大物が狙えるらしく、バードウォッチャーが望遠レンズで鳥待ち。ここなワシが来るスポットなんだそうです。

遊歩道には途中にいくつか雨除けの待避所も兼ねた小屋が建てられていて、「ここから覗くといいよ」と壁にある小窓がベストスポットを教えてくれます。

 

窓から写した写真。小さくて見えませんが、けっこう大きなサギが写ってます。

 

3番目くらいの小屋には先客のヘビ。「毒はあるけどネズミくらいしか殺せないから大丈夫」とネーチャーラバーの女子高生2人組が教えてくれました。

 

まだまだ元気。

 

この手のヤシ類、すべて葉先だけ食べられてました。ここだけ美味しいのかな?

 

水の中には魚がいっぱい。ビーチリゾート違って水は濁っていますが、こういう濁りがあるからこそ、生き物が生活しやすい環境が整っているんですよね。

 

歩きながら、気仙沼の畠山さんが提唱する「森は海の恋人」という言葉を思い出しました。豊富な生態系をもつ豊かな海は、木が生い茂る森から流れる川によって栄養分を補給されているという考え方。ここはまさにそれで、マングローブをはじめとするジャングルがいろいろな生き物たちに必要な環境を与えているのだと思います。

展望台から見た景色。水に浮かぶゴミのようなものは、すべて鳥たち。

 

オオトカゲも何匹かみかけました。

 

今回は見ませんでしたが、ワニもここの住人です。

 

涼風が吹く水上の橋を渡って、海岸沿いの遊歩道へ。

 

娘がカニをみつけて大喜び。

 

 水の中を通るつり橋や、

 公園全体を見渡せる海の上の展望台もあります。

 

驚くほど立派なバンヤン・ツリー。

 

巨大な花。

 

ワニに出会ったらしていいことと、してはいけないこと。

マングローブの花は落ちてるのはいくつか見ましたが、咲いているところは見られず。サガリバナみたいに夜しか咲かないんでしょうか?

 

散策を終えて、帰りに立ち寄ったインフォメーション・センターでは、マングローブの生態について勉強した他、石に鳥やお花などを描いたコレクションを見ました。いいなー、これマネしたい。

 

結局、お昼過ぎまで約3時間、合計9㎞弱歩きました。

 

歩いた距離は大したことないのですが、後半の海岸沿いの道はとにかく暑く、最後はへろへろ。帰宅してもちょっと熱中症のような感じになり、シャワーを浴びてアイスパックを首に巻いて数時間寝てました。

 

現在はシンガポールでも一番熱い季節で、日中は連日35℃程度。この時期に散歩するなら、やはり早朝か夕方に限ります。次はもう少し早起きして行きたいと思いました。