ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

セレター空港近くのジャラン・カユはプラタが名物

シンガポール北東部のセレター空港。1928年に当時のイギリス軍が空軍基地として建設したのが始まりだそう。それに伴って小売店やレストランが集まってできたのが、Jalan Kayu/ジャラン・カユ(マレー語で「材木通り」)という、ひと昔前のシンガポールの商店街のような雰囲気の通りです。

 

この地域、街から離れていてかなり不便なのですが、近年は再開発が進み、この通りの周りには大規模マンションや公団住宅が盛んに建設されています。その真ん中にぽつんと取り残されたこの通りは、ロティ・プラタというマレー料理が名物ということで、ちょっと遅めのお昼ご飯を食べに行ってきました。

 

Tohirah Restaurant。通りの一番端にあり、隣は駐車場で何と24時間営業。完全ハラルのマレー・レストランですが、ハラル・中華やハラル・タイ料理もあります。 

入口の壁には、ロティ・プラタを作るリー・シェンロン首相の写真。

テイクアウト用のスナックも売っています。

 

客席は3つに分かれていて、店の前のテラス席と、テイクアウトもできる店内席はエアコンなし。

いつもだったらこっちの方が好きなのですが、あまりにも暑かったので、エアコンありの席にしました。

エアコンありの席の店内はこんな感じ。60年代から70年代くらいはこんな感じのお店がほとんどだったのではないでしょうか? ヒジャブのマレー女性は暑いのが嫌いな人が多いので、たいていエアコン席を選びます。彼女たちがいるだけで、店内がたちまちカラフルに。

私たちは、チキン・ビリヤーニとソーセージ入りロティ・プラタを3人でシェアしました。

 

ビリヤーニがとにかく絶品!

 

ハーブやスパイスがたっぷり入っていて風味豊かな上に、これにかけるカレーもコクがあると同時に暑気払いにはもってこいの絶妙な辛さ。ホーカーセンターでも、リトル・インディアでもときどき本場ビリヤーニを食べますが、ここまで美味しいビリヤーニは初体験です。

 

娘が大好きなソーセージ入りロティ・プラタも、かりかり、もちもちでさすが名物だけのことはある。カレーはどちらもお代わり自由なので、ビリヤーニのカレーをお代わりしてプラタにもつけて食べました。

 

帰りにレジでパパダム(インド風のおせんべい)を買ってもらって喜ぶ娘。

 

フルサービスのレストランで、これだけ食べておみやげまで買ってお会計は約1,500円でした。

 

ちょっと遠いですが、ジャラン・カユのこのレストラン、遠出して出かけてみるだけの価値はあります。