ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

MP(国会議員)に陳情メールを書いて聞いてもらえることのありがたさを知る。

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先月、地元のMeet the Peopleセッションに出向いて国会議員アシスタントの方に陳情した件。 

 

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その後、アドバイス通りにいろいろと当たってみた結果、事態が再び暗礁に乗り上げてしまったので改めてセッションに行ってきました。

 

順番を待つこと1時間半。

 

前回は列の並び方すらわかっていなかったのですが、ここでの進行にもだいぶ慣れてきたので、話を聞いてくれるアシスタントの方に、前回から当日までにしたことやその過程での問題点を挙げて夫が説明。それを私が横で聞きながら捕捉する形で、文書にまとめてもらいました。

 

時間的制約もあるので、結論としてはやはり議員から役所に手紙を書いてもらったほうが速いだろう(もちろん議員の直筆というわけではありませんが)、ということになり、その草案も考えようということで意見がまとまります。

 

その際、アシスタントの方に議員に話したいか、と聞かれたので「もちろん!」と答え、さらに20分ほど待って我が家の選挙区のMP(Member of Parliament/国会議員)、現在は国会議長でテレビでもおなじみのタン議員と直接お話ししてきました。

 

私たちが話し始めると議員は身を乗り出して聞いてくれ、軍人出身らしく、手短に疑問点や不明点を指摘して、こちらの回答を引き出します。15分以上親身になってこちらの話を聞いてくれたうえで、私たちがお願いした文部省以外の役所での措置も考えた方が良いのではないかと示唆してくださり、お願いした件やその背景をまとめてメールにして送るようにと言われました。

 

私も一度これまでの経緯をきちんとまとめなくては、と思っていたのでいい機会だと考え、昨日は一日がかりで3,165ワード、A4にして6枚ほどのレポートを作成。綴りや文法チェックはGrammarlyという無料ソフトがやってくれるのでだいぶ楽ですが、事実関係や時系列チェックなどは当然自分でします。

 

夫と私と微妙に訴えている点も違うため、別々に書いてお互いに推敲してからえいやっで同時にメール送付。とりあえず議員から言われたことをクリアしました。

 

日本語でもこういう文書を書くときはけっこう気を使いますが、ましてや外国語である英語となると非常に神経をとがらせます。しかも議員に対して陳情する文書ですので、正確には正確を期してと考えると、大変緊張しました。

 

しかし、いっぽうで、これを議員が読んでくれる、この問題に関して責任をもって善処してくれることを期待できる、と考えると、キーボードを叩く指にも思わず力が入ります。

 

まだ20代前半だった頃、あるお役所の外郭団体で、お役所に陳情される地方自治体の方々などの応対をした経験がありますが、あの時来られた皆さんもこんな気持ちでおられたのかと30年以上前のことを思い出しました。

 

田中角栄元首相が非常に人気があった秘密の一つも、目白の邸宅に陳情に来られる方々を決して粗末に扱わず即決で対応を約束していったという話があります。現状に困っている国民がいて、それを解決してもらえるようお願いしたら動いてくれる国会議員がいることこそ、政治が国民のためにこそあると同義語であると感じました。

 

今後、いま抱えている問題がどうなるかまだまだ予断を許しませんが、まずは議員にメールを送って一歩前進と信じたいです。