ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

シンガポールで驚きの自販機が増殖中。

ほんの1,2年前のこと。シンガポールの街角にフレッシュオレンジをそのまま絞ってジュースにしてくれる自販機が登場し、へーっ、と感心していたら、最近はそこここで見かけるようになりました。最初は場所によってまちまちだった価格も、現在は2ドル(約160円)に統一されたようで、ときどき買っている人もみかけます。

 

ちょっと前にテレビで観たのは、シンガポール名物「チリクラブ」の自動販売機(Punggol)。1㎏で60ドル(約4,800円)と自動販売機で買うにしてはかなり高いですが、「これで24時間いつでも売れる」とオーナーは満面の笑みを浮かべていました(その後脱税容疑で逮捕されましたが)。場所もかなり辺鄙ですが、わざわざここに買いに来る人がいるんでしょうね。

 

出てくるまで何の本を買ったのかわからない、本の自動販売機(The Art House)を見たときには「ブラック・ジョークか?」と思いました。売っているのはBooks Actuallyというお洒落雑貨&本屋の草分けのお店。ポップアップでこの場所で本屋もやっているので、閉店中に他のテナントに場所を取られない対策なのかもしれません。

 

その他にもサラダの自動販売機(Suntec City)があったり、カップヌードルや冷凍弁当など自動販売機だけのコーナーのお店が劇場のショッピングモールにできたり(Esplanade)と、何か最近すごいことになってるなーと思っていたら、一昨日はこんなものを見つけてしまいました。

 

世界初の冷凍ノルウェー・サーモン自動販売機(Rochor)。200g5.9ドル(約470円)。スーパーは朝早くから夜遅くまで開いてますし、サーモンは生のも冷凍のも普通に売っています。いったい誰が何のために自動販売機でわざわざサーモンを買うのか…。

 

絶句。

 

この近くには、クレーンでアイスクリームを吊って落とす自販機やクリーニングの自動ロッカー(一応手続きは必要らしい)もありました。うーん。

 

www.asiaone.com

 

さすがにシンガポール人もこれって変じゃない? と感じているようですが、地価&人件費高騰の折、まだまだスーパー変な自動販売機の数は増えそうな予感。自動販売機は日本のお家芸かと思っていたのですが、意外と足元から広まりそうです。