ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

伝統舞台パフォーマンスをデジタル時代に再現

4月5日にリニューアル・オープンしたStamford Arts Centreのオープン記念イベントのボランティア・ワークに行ってきました。 

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私の仕事は午後7時から始まるガーデン・コンサートでの観客の誘導係なのですが、集合は3時半で時間があるので、その間は正面玄関近くで販促物のウチワやプログラムを配って客寄せします。

 

自慢じゃないですが、もともと営業系なのでこういうやらせたらうまいです、私。

 

うちわを渡して声をかけると、通行人の人が「じゃあちょっと見ていこうかしら」とどんどん中に入ってくれる。出てきた人たちともおしゃべりして感想を聞いたり、「今、別のアートセンターでやってる写真展もいいわよ。行ってみたら?」とお薦めを教えてもらったり。

 

こういう出会いとおしゃべりの楽しさがあるから、ボランティアはやめられません。

 

最終日だったのでほとんど大半のイベントは終わっていましたが、夕方始まった南インド舞踊のパフォーマンスと解説。ちらっとだけですが、覗いてきました。鮮やかな踊り子さんたちの肌と衣装の色が建物にマッチ。

 

7時過ぎに夫と娘がやってきたので、休憩をとらせてもらって館内を散策。スタッフの方に薦められて一番人気の、京劇舞台裏のヴァーチャルリアリティ体験にトライ。

このヘッドギアをつけると、360℃映像が流れます。サムソンのダチョウになった気分。娘はダチョウになって大喜び。

 

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京劇は何度か劇場での舞台を観たことがありますし、近所の公団住宅の市場にも即席の舞台を作って上演しているのを観たこともあります。

 

舞台化粧や見栄を切るところなど、歌舞伎に似てないこともないのですが、このバーチャル体験をするとやはり、中国の庶民がお祭りの時に家族総出で楽しむためのものだったのだな、という感じがします。

 

屋外コンサートは、アコースティックなバンドから。こちらはマレー系のグループですが、この後にはインド系(インドだけでなくパキスタンの人も入っていた)のグループが演奏。アコースティックとデジタルをほどよくリミックスしたパフォーマンス。

 

そして、今回のイベントのトリはこちら。

マレー系のクラブ系ダンスミュージック・グループ、NADA。

 


NADA - Kudaku drop

フラフープを観客に投げこんで、最後はこのビデオのようにみんな踊りまくりで大盛況。

 

70年代、80年代ポップのヒット曲をデジタルにリミックスした曲がとても楽しく道行く人たちも思わず立ち止まって聴いていってくれました。

 

今回は週末3日間のイベントでしたが、今後もこんな実験的な試みをいろいろ重ねてくれるはず。次のイベントでもまたボランティアしたいなーと思いました。