ノスタルジックなシンガポール・デザート・カフェ ~ Simpopo Brand
近所に住んでいるアラフィフのシンガポーリアンの女友達と待ち合わせ。「どこにしようか?」としばし考えた末、Katongエリア、Joo Chiat RoadとEast Coast Roadの交差点近くという便利なロケーションにもかかわらず、いつも前を通り過ぎるだけで入ったことのないここ「Simpopo Brand」にしてみました。彼女も私と同じで、場所は知っているけど入るのは初めてだそう。
このカフェのテーマは、1960年代~70年代のシンガポール。友人によると、テーブルやソファはもちろん、タイルや通りに面した窓の鉄格子のシャッターなど「ほんと昔はこんな感じだった」だそう。入口にでんと置いてあるブラウン管白黒テレビは、「そういえば家にあったのもこんなテレビだったなー」と60年代を思い出させます。おばさん二人できゃーきゃー。
軽食メニューもありましたが、今回はドリンクだけに。パンダン・リーフ(ニオイタコノキの葉)やココナッツ、ガラ・マラカ(マラッカ産の黒砂糖)、ライチなどを使ったオリジナル・ドリンクがいろいろ。迷いに迷った末…、
友人はガラ・マラッカ・シェイク、私はパンダン・ココナッツ・シェイク(各8ドル。約640円/税・サ別)をオーダー。甘ったるい香りと甘ったるい味がまさにシンガポール。生のココナッツ果肉がその甘さを中和してくれます。紙製ストローも嬉しい。
今回は頼みませんでしたが、スィーツも伝統的なお菓子(「クエ」と言います)の材料を洋風にアレンジしたものばかり。Awfully Chocolateというやはりイースト地域で人気のケーキ屋さんの経営だけに、こちらも力が入っています。次回はぜひ食べてみたい!
Katong地区は地下鉄駅がなく(現在工事中)移動手段がバスか車しかないので若干不便ですが、このカフェをはじめ、小規模でオリジナル・フードを出すカフェやレストランがたくさん。さらに、以前ご紹介した雑貨店「Cat Socrates」をはじめ、最近は個人オーナーのブティックも続々開店中。適度な下町っぽさも残っていて、これから下北沢や吉祥寺のような街になりそうな予感がします。
シンガポールに来られた際は、Katong地区1日散策はいかがでしょうか?