ミセス・ロウのシンガポール/石垣島デュアルライフ

50代から二拠点生活。都会&田舎で暮らす。

インド、ケララ州のハルヴァのお味は・・・

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前回、ブラウニーに入れようと画策して断念したハルヴァ。 

www.mrs-lowe.com

 本日、納品&集金の帰りにムスタファ・センターに寄って入手してきました。

 

ムスタファ・センターとはリトル・インディアにある「シンガポールのドンキ」とも呼ばれるカオスで有名なショッピングセンター。

 

インドからの輸入品をメインに雑貨から食品から、とにかく安物だったら何でも揃う、しかし売り場構成は支離滅裂で、迷路のような狭い通路が巡らされた店内は24時間インド人や観光客や適当に商品を並べる店員でごった返している(最近ではシンガポールにもドンキができましが、ここに比べたら日本のコンビニレベルの整然さ加減です)、というたいへんファンキーなモールです。

 

棚のカテゴライズがとてもアバウトなため、目当ての品を見つけるのにはほぼ勘に頼るしかないのですが、だいたいこのあたりかな、と行ってみたのがお菓子コーナーと豆コーナーの中間。

 

当たりです! 

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Soan Papdi(インドの飴菓子)コーナーに混じってハルヴァが置いてありました。

 

インド・ケララ州からの輸入品で、原材料は小麦粉、砂糖、ココナッツオイル、カシューナッツ、レーズン、カルダモン。うーん、水飴とか蜂蜜とか入ってないけど、ハルヴァと書いてあるのはこのシリーズだけだし、ISO22000取得とも書いてあるからヘンなものは入ってなさそうだし(昨晩のニュースでもフィリピン製の美白クリームから基準値の4万倍の水銀が検出されたとの報道がありました)。

 

ジャックフルーツ入りとココナッツミルク入りもありましたが、ここは保守的にレーズン・ナッツ入りを選択。400g入り、SG$3.5(約280円)

 

帰宅してさっそく開けてみると、

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想像してたのとちょっと違います。赤い(着色料40号というのは確かに書いてあった)。ナッツとかレーズンとかほとんど入ってない。

 

そしてスライスして食べてみると、その味は、、、、

 

まごうかたなき「羊羹」。

 

ねっとりと歯にまとわりつく噛み応えといい、ぼんやりした甘さといい、けっこう時間をかけて舌の上で溶けていく感触といい、どう贔屓目にみてもさくさくブラウニーに入れられる食物ではない…。

 

これだったらSoan Papdiのほうがまだ中東や東欧のハルヴァに近い気がします(はっきり食べた記憶はないけれど、味はだいたい想像できる)。

 

やはりもともと中東のお菓子がインド最南端まで行きつくと、ここまで変容してしまうのでしょうか? 

 

はたまた中国方面から伝わった羊羹様の食べ物が「材料はさして変わらないから」とまとめてハルヴァと呼ばれるようになったのでしょうか?

 

買い物を終えて店を出るのに反対の通路を通ったら、トルコのお菓子コーナーの棚がありました。両手に荷物いっぱいだったのでゆっくり見るヒマがなかったのが残念ですが、ここにもハルヴァがあるのかどうか、捲土重来を期したいと思います。

 

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店内にて。平日の昼下がりながらけっこう混みあってます。